既存企業の今後が分かる戦略本 対デジタル・ディスラプター戦略 レビュー
既存企業がデジタル化の波でどうなっていくか?
の回答の1つだと思います。
わかりやすい事例が理解を、深めます。
対デジタル・ディスラプター戦略 レビュー
ポイントは、3つ
①製品、チャンネル、消費者、消費行動の各ステップまでもをデジタル化することで、
急速な変化が起こり、制約の少ない新興企業がすでにあるプラットフォームを利用して、新しい価値を提供する。それに既存企業が大きな変化の波に飲み込まれ、利益とシェアを失う。
中でも、バリューバンパイヤは、自らの競争優位性を武器に市場の利益または売上を縮小させてしまう。変化の速度は非常に早く、これまで影響がないとされていた業界まで影響が及んでいるため、全ての企業がこの状況に直面する。
例えば、uberによるタクシー業界への進出である。
②既存企業がディスラプターと戦う方法は、4つの戦略がある。
収穫戦略・・・キスアクティブな脅威を遮断し、攻撃されている事業分野のパフォーマンスを最適化する
撤退戦略・・・攻撃されている事業分野から戦略的撤退をする
破壊戦略・・・自らの中核事業をディスラとシ、新しい市場を生み出すための攻撃的戦略
拠点戦略・・・ディスラプションと関係する競合利益お持続するための攻撃的戦略
③ キスラピュタのスピードや柔軟性、有効性に対応できる能力としてアジリティが必要になる。3つの要素がある。
「情報に基づくイシ決定力」 さまざまな情報を吸い上げ、全従業員が判断していく
「迅速な行動力」
「ハイパーアウェアネス」環境の変化を察知し、対応する能力
長期的に安定したい企業ほど、激しい変化に対応できず、衰退していく状況にあることを多くの事例で紹介している。
株式投資や社員のかたは、今後を考えるヒントになります。
- 作者: マイケル・ウェイド,ジェフ・ルークス,ジェイムズ・マコーレー,アンディ・ノロニャ,根来龍之,武藤陽生,デジタルビジネス・イノベーションセンター
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2017/10/24
- メディア: 単行本
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